成長の樹


成長の樹 6 ~人類進化の方向性(より良く生きるために)~

より良き保育・子育て・教育を見出すためには、その教育法がどの様な人間を造りだすかを見極めることが必要です。同時に、人類の進化の方向性を探り、教育法と人類の進化が合致しているか確認しなくてはなりません。人類進化の方向性と教育法が合致していれば、その教育法は自然の摂理に沿ったものと言えましょう。 人類の進化は「前頭連合野」の発達によるもので、他の類人と比べ「前頭連合野」の大きさが5倍に発達しました。 進化論的な見方で人類の進化を見てきましょう。 人類はよりよく生きるために、二つの方向性の進化をしました。 ① 計画能力、問題解決能力の向上 ② 社会の一員として […]


成長の樹4 各発達段階には発達課題がある

各発達段階には発達課題がある 幼児教育研究者の成果の紹介 エリクソン 今回から、研究者の中から代表的な人の発見をたどりたいと思います。その中で、私なりの解釈を付け加えていきたいと思います。 エリクソンは多くの発達心理学者に影響を与えています。佐々木正美先生もエリクソンを学びました。 エリクソン(米国) 乳児期の「基本的信頼関係」確立の重要性を主張、ライフサイクルモデルの構築しました。 エリクソンは人間の成長を8段階に分けて考え、それぞれのライフサイクルを健康に幸福に生きていくためにはそれぞれの段階で、解決しなくてはいけない発達課(CRISIS)があると説 […]