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モンテッソーリと福澤諭吉とルソーの教育法の共通点(3)【プレミアム会員限定】

第三話  福澤諭吉の育ち、教育観、『福翁自伝』 諭吉型人間はどの様にして育つのか 『福翁自伝』の中から幼児から 15 歳くらいまでの、子育て教育に関する部分を抜粋します。自然に子どもらしく育っていることが分かります。 a から g のカッコ内が、『福翁自伝』からの抜粋です。ご存知の通り、例年、慶応幼稚舎、慶応義塾横浜初等部受験においては『福翁自伝』を読んで、願書に所感を述べる必要があります。 以下、抜粋 a.「私が少年の時から家にいて、よくしゃべりもし、飛びまわり」 b.「またそのしつけ方は温和と活?とを旨として、たいていのところまでは子供の自由に任せる […]


モンテッソーリと福澤諭吉とルソーの教育法の共通点(2)

第二話  ルソー(Jean-Jacques Rousseau)の紹介 子どもの発見 18 世紀のフランスの啓蒙主義思想家で『社会契約論』を著した。 啓蒙主義思想とは、「人間は正しく考える力をもっている」とする考え方で、絶対王政や王権神授説を排除し、フランス革命を導いていく思想的な根拠となりました。 ルソーは教育論として『エミール』を著しました。 教育論として画期的だったのは: ① 教育の目標として「人間の自然性」という概念を持ち込んだ。(自然に帰れ!) ② 「子どもの発見」 当時子どもは単に小さな大人とみなされていました。 *子どもは小さな大人ではない。 […]


モンテッソーリと福澤諭吉とルソーの教育法の共通点(1)

この三者を並べて論じることは通常ありませんが、子育て・教育の本質に関して共通点があり、より良き子育てや教育を考える上で有益と思いますので私は敢えて行います。 教育には、大きく分けて、「教え込む」子育て・教育法と、子どもが本来持っている「発達しようとする生命力」を「引き出す(educate)」子育て・教育法があるのです。 「教え込む」子育て・教育法は昔から幅広く実践されていますが、知育偏重であったり、子どもに「きつく」「厳しく」「怖く」接する傾向があります。 一方、ルソーの『エミール』に始まる教育論、福澤諭吉の子育て観、モンテッソーリ教育法の子育て・教育は […]


子どもの発達とモンテッソーリ教育 ~言語取得と敏感期~

人間は言葉を話します。「吸収する力」によって環境から学び、徐々に獲得していきます。子どもはどのような言語でも習得できる能力を持って生まれきます。子どもの環境の中に複数の言語があれば、そのいずれも幼児期は容易に吸収し獲得することができます。 概ね0~3歳の子どもは言語の敏感期であり、言葉を話したい、知りたい思いでよく聞き、よく話す口元を見ることを毎日繰り返しています。子どもの環境にある母語(お腹の中から聞いていた一番好きな音=お母様が話す言葉)と環境にある基本的な言葉である母国語を吸収していきます。 五感の優れたこの時期の子どもの耳は本当に優れているという […]


トップページ 最新のコラム 子育てを考えるひろば 発達心理学 モンテッソーリ 教育・受験情報ポータル

発達心理学の専門家が、もっと楽しい子育てをご提案 | 育児の不安や悩みの原因、対処法を知ることで、親子の笑顔を増やします♪ 「こんな子育てで大丈夫かな?」、「なんでうちの子はこうなんだろう」… 子育てにはいつも不安がつきものです。 出産とともに親になるのではありません。子どもの成長とともに親になっていくのです。子育てのための発達心理学では、子育てのどんな悩みにも専門家の観点から不安を解消し,より良い子育てを応援してまいります。 モンテッソーリ教育 子育てとモンテッソーリ教育、モンテ教育、モンテソーリ教育と受験。 幼稚園受験成功の秘訣シリーズ2 3年保育  […]


モンテッソーリ 1歳児の教室だより

1歳児 お部屋に入って来るなり、お母様と私のご挨拶をすり抜ける様に、整えられた教具に向かいます。 私がその日用意していたものは、手作りの教具と1歳児の体の動きにあった玩具でした。お子さまは、私に「やってもいい?」と問うような瞳で上目づかいに見たので、ゆっくりとやってみせてから「どうぞ」と手渡しました。それは手作りのおもちゃです。その様子をご覧になられたお父様が、「あ、先生、それはまだ無理かな。」と、仰いました。 私はお父様に笑顔で頷き、そのまま見守らせていただきました。1歳児の手は、握る・ひっぱる から独立した指の動きを盛んに始まっています。そのお子さま […]


モンテッソーリ教育について

モンテッソーリ教育法   子供の家 1907年、ローマに最初に誕生した「子供の家(Casa dei bambini)」は、瞬く間に欧米を中心に世界各国に広がった。特にアメリカ合衆国では2度にわたってモンテッソーリ・ブームが起こり、アメリカ全土にその教育法が普及した。現在、アメリカの私立をはじめ数百の公立学校でもプログラムが導入され、3000ヶ所のモンテッソーリ・子供の家があるといわれる。日本には1960年代に紹介され、モンテッソーリ・プログラムを導入する幼稚園やモンテッソーリ教育を専門に行う「子供の家」が創設された。 感覚教育 モンテッソーリ「 […]


「親のまなび」

「親のまなび」を通して「家庭力」を高める 合格を確実に。 「親のまなび」は子育て・教育に関して、モンテッソーリ、発達心理学、脳育成学、教育学や幼稚園・小学校受験のスペシャリストのネットワークを通して、親のまなびの場を提供します。親のまなびを通して「家庭力」を高めることが、成功する子育ての要であり、幼稚園・小学校受験の合格を確実にする正攻法です。 毎年、願書提出の直前になって慌てるご家庭を多く見受けます。面接においても同様で、園や学校側に簡単に見抜かれてしまいます。相手はプロです。 人にとって乳幼児期は極めて大切です。早期に正しい子育てについて学び、家庭力 […]


母子活動 ~ ひとりでするの手伝ってね ~ (会員限定)

モンテッソーリ教育では、原作相良敦子先生 漫画あべようこ氏の『ママ、ひとりでするのを手伝ってね!』のタイトル通り、ひとりでできる自立を大人がお手伝いしていきます。 子どもがひとりでできるお手伝い お子様を「お手伝い」するには、大人がお子様にご家庭の「おてつだい」をさせてあげましょう。 九段の白百合学園幼稚園受験のことを頭に入れて少しお話します。 考査の中で、母子活動があります。お母様は、ご自分の試験と思いどのように対応したらよいかとご質問を毎年いただきます。『ママ、ひとりで・・・』のP.30、38、46にも出てまいりますが、お子様はひとりでやりたい思いと […]


成長の樹 6 ~人類進化の方向性(より良く生きるために)~

より良き保育・子育て・教育を見出すためには、その教育法がどの様な人間を造りだすかを見極めることが必要です。同時に、人類の進化の方向性を探り、教育法と人類の進化が合致しているか確認しなくてはなりません。人類進化の方向性と教育法が合致していれば、その教育法は自然の摂理に沿ったものと言えましょう。 人類の進化は「前頭連合野」の発達によるもので、他の類人と比べ「前頭連合野」の大きさが5倍に発達しました。 進化論的な見方で人類の進化を見てきましょう。 人類はよりよく生きるために、二つの方向性の進化をしました。 ① 計画能力、問題解決能力の向上 ② 社会の一員として […]


幼稚園受験成功の秘訣シリーズ2 3年保育 トイレット・ラーニング「オムツ」の明暗

『3年保育 オムツの明暗』 3年保育 トイレット・ラーニング 「オムツ」の明暗 毎年、3年保育受験の最初の授業でお話することがあります。 「お子様は、自己教育力があるので、毎日自らご成長なさいます。お母様はタイミングを見ておお子様の成長の手伝いしてあげてください」。 「子育てひろば」は実際のお教室ではありませんので、ご理解いただくために、会員の皆様に「ママ、ひとりでするのを手伝ってね!」(マンガ モンテッソーリ教育 あべようこ)を贈呈することにいたしました。 ご希望の方は会員サイトからお申込みください。(図書の写真挿入) さて、今回は「オムツの明暗」とい […]


白百合学園小学校 概要 2020(会員限定)

♪校風 白百合学園の校風を言い表すのに、小学校説明会に出席した保護者の印象を引用しよう。「説明会のお手伝いに向かう児童達を見ると、『あれ、お行儀厳しんじゃなかった?』と我が目を疑う活きの良さ。靖国神社を縦横無尽に駆け回る姿が素直に子どもらしく、『学校が楽しいのだろうな』と思わされました」。・・・ ♪求められる子ども ♪暁星との比較 ♪幼稚園に於けるモンテッソーリ教育 ♪縦割り活動 ♪自主性を重んずる ・・・ → 続きは有料会員サイトでお読みいただけます


2019年度の総括 各国の教育改革(1)

幼稚園・小学校受験所感 昨年の受験は概ね一昨年と変化はなかったと思いますが詳細は今後コラムに漸次投稿します。昨年度私として感じたことを述べます。 願書・面接指導を正式なサービスとする 昨年度は願書・面接指導を行っておりませんでしたが、縁あって数家族の方の願書・面接にかかわりました。幸い皆さま最善の学校への進学が決まりましたが、直前であったりして十分な対応ができなかった面もありました。本年度は体制を整えて臨むことといたします。 本物になること 私が幼児教室を創業し、運営していたころ、小学校難関校の考査の一部はかなり難問で、子どもに準備のためかなりの負荷を負 […]


成長の樹3 EEE(Evolutionary 進化的に、Expected 期待された、Environment 環境)

EEE(Evolutionary 進化的に、Expected 期待された、Environment 環境) 注目すべきは、近年、脳科学の進化が著しく、子どもの脳の発達の順序、様子、各種脳内ホルモン等との関連が最新の脳科学で解明され、どの様な子育て・教育が望ましいか、または子どもを損ねるのかが次第に分かってきたことです。今までは膨大な子どもの観察から得られた知見が、脳科学の進化により、脳の作用の内側から解明されてきたことです。また、海外における多くの研究、実践によって多くの新しい事実が分かってきました。 日本の脳学者の中にも、『世界一の子ども教育 モンテッソ […]


成長の樹2 多くの幼児教育の研究者たちが発見した共通のこと

多くの幼児教育の研究者たちが発見した共通のこと 子どもを健全に育成し、「伸びる子に育て」、生き甲斐のある人生を送れるように育てるには、どの様にすれば良いのでしょうか。その答えを探すために、信頼性の高い、児童精神医学、臨床医、発達心理学等に携わる研究者たちの研究成果を見てみると、全て、同じ方向性の発見です。研究で明らかになったことをいろいろな角度から主張していますが、方向性では同じなのです。 このことは前回も述べました。 名前を挙げるならば、エリック エリクソン、アンリ ワロン、ロバート エムディ、マーガレット マーラー、ジェームス マスターソン、ドナルド […]