0歳から2歳の睡眠時間 ~ 育児と発達心理学講座 ~


1章 1節

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0歳から2歳までの育児で、多くの養育者が悩むことの一つが赤ちゃんの睡眠時間です。大人は夜5~7時間ぐらいは途中で目を覚ますことなく寝る事ができますが、赤ちゃんにはまだ夜の感覚はありません。昼夜関係なく起きて泣くのが赤ちゃんなのです。特に新生児は2,3時間ごとに起きて、授乳を求める子もいますので、この時期の親は授乳とオムツ替えそして寝かしつけるのに追われて睡眠不足になりがちです。しかし、この状況がいつまでも続くわけではありません。徐々に夜寝る時間も増えていき、親よりも夜長く寝る時期がやってきます。

赤ちゃんの標準的な睡眠時間を表に表したものです。

 

年齢

睡眠の時間

0ヶ月~2ヶ月頃 昼晩関係なく寝たり起きたりを繰り返す。
3ヶ月頃~11ヶ月頃 徐々に夜寝る時間が増える。
12ヶ月~17ヶ月頃 昼寝を2回、夜は14時間ほど寝る。
18ヶ月~20ヶ月 昼寝が1回に減る。
21ヶ月以降 1213時間ほど寝始める。

 

しかし、この表の通りにはなかなかうまくいかない場合もありますが、そういうときは我が子を責めずに、赤ちゃんにはまだ昼夜の区別がつかず、寝ると明日がやってくるという事実が理解できていない事を思い出して欲しいです。そして、ぜひ睡眠トレーニングを試して頂きたいです。

睡眠トレーニング

  1. 睡眠トレーニングは簡単に言いますと、まだ朝と夜の感覚が確立されていない乳幼児に寝る前の儀式を行う事で、脳に寝る準備をさせることです。
    昼の間、なるべく規則正しい生活を送るようにしましょう。
    夜寝付きが悪い子は、特に昼寝の時間をきちんと決めて守らせましょう。例えば、昼寝の時間に外出などで興奮させてしまい、いつもの昼寝が遅れてしまうと、夜9時前に寝かせるのはとても大変です。昼間の間思いっきり遊ばせ、決まった時間に昼寝をするように心がけるといいでしょう。
  2. 寝る時間2時間前にはテレビを消しましょう。
    大きな音楽やテレビの音は、赤ちゃんを興奮させます。少なくても寝る時間の2時間前はテレビを消し、興奮させることや刺激させることはしないようにしましょう。例えば、6時頃に夕ご飯を食べる家庭でしたら、夕食が終わる7時頃からはテレビも音楽も消して、部屋の照明も暗くするなどして、脳に寝る時間が来たことを伝えましょう。
  3. 寝る前のルーティーンを作りましょう。
    寝る前のルーティーンを作って、毎日それを行う事も子供の睡眠にとても役に立ちます。例えば、一緒に横になって、照明を暗くした部屋で子供を軽くマッサージすることや子守唄を歌ってあげるのも役に立ちます。子供がリラックスできるような静的活動ならどれでもいいです。ただ、それを決まった場所で、決まった時間に行うことが大事です。

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2020年4月11日 発達心理学担当 吉田瑞希


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吉田瑞稀

About 吉田瑞稀

聖心女子大学(卒) 人間関係学専攻 UCL University of London大学院(卒) MSc in Psychoanalytic Developmental Psychology (修士:精神分析的な発達心理学専攻) 淑明女子大学院 児童心理治療専攻(博士課程終了) プレイセラピスト