幼小受験 教室・講師の選び方 2


虫の目

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(2)この講師は、「虫の目」を持っているか?
こう聞いてみよう!:「今年の(志望校の)学校説明会には出席されましたか?」

虫は、現場の目です。新鮮で正確な学校情報、入試情報を豊富に持っているか。これは最も大切な「指導者の要」と言えます。最新の有効な情報がないならば、暗闇の道案内も同然です。

講師は日常の指導に忙殺されがちで、肝心要の学校情報は「10年前のもの」であったりします。まさか、とお思いかもしれませんが、忙しい人気講師ほど、新鮮な情報を「自ら」集める時間など全くないのが実情です。学校説明会や校長先生と直接お話できる機会というのは、そのほとんどが週末です。人気講師は間違いなく、ルーティーンの授業に拘束されます。普通の講師(子どもの人生を託すに値しない講師のこと)は、振替授業などで自分の時間が取られることを嫌い、通常授業を優先し、無給の学校説明会には行かないでしょう。

それで大切な最新情報が得られますか?ネットの噂話ではなく、学校、あるいは校長先生が直接発信する情報は間違いなく正確で、次の入試のヒントが詰まった宝箱です。長年受験に携わったベテラン講師「自ら」の豊富な経験と知識と信用、人脈を持って、直接的、能動的に、校長先生など決定権を持つ人から得た情報、そしてそれに基づく分析があってこそ、真の「次の入試を判断する」最重要情報となるのです。それほど大切な情報をスルーしているような講師では、自覚が甘いと断罪するしかありません。我が子の運命を預けるにはあまりにリスクが大きいでしょう。

しかし、講師を一方的に責めることは気の毒な面もあります。組織は売上優先、講師にそのような機会を与えてくれないのが実情なのです。そこで、せっかくこのサイトをご覧いただいているご両親には、最新有益情報の重要さを必ずご理解いただきたいと願っています。ここが合否を間違いなく左右します。プレミアム会員サイトでは最新情報を掲載してまいります。ただし、面談においてしかお伝えできない情報もございます。あらかじめご了承ください。

受験知識を全く持たない時給のパートがお義理で聞いてきたA41枚の箇条書き説明会レポート、そんなものは密度、濃度が全く異なります。必ず、責任のある担当講師自身が説明会に行っていること、と同時に、直接決定権のある校長先生等と話す機会を十分に確保できていること。これは必ず確認しなくてはなりません。十分な学校情報、縦(その学校の少なくとも10年間の出題詳細)、横(同年度の出題傾向分析)に加え、校長先生のお考え、時代の流れの吸収度合、学校全体としての方向性などについての詳細な分析があるかどうか。これらがなくては、合格という目的地に辿りつくことはハードな道のりとなるでしょう。プレミアム会員ページにて、情報不足の補てんのお手伝いができれば幸いです。


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About 子育てを考えるひろば事務局

グローバル教育綜合研究所は、子育て・教育にかかわる多くのスペシャリストとネットワークを組んでいます。必要に応じて案件ごとにプロジェクトを組みます。 各教育スペシャリスト・受験スペシャリストからのコラム提供や個別相談は当研究所が介在して行います。長年小学校受験指導に携わり、校長や先生方ともインターフェースがあり、深い学校情報、入試情報を持っていますスペシャリストが所属しています。