魚の目
本コラムの一覧
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(3)この講師は、「魚の目」を持っているか?
こう聞いてみよう!:「5年前と比べ、入試はどのように変わりましたか?」
魚にとって流れは重要です。生死にかかわるからです。受験も同様。流れを理解できていないような教室、カリキュラム、講師であっては、せっかくのご家庭の努力が実らないかもしれません。
今回の3つの質問の中で、講師の力量を測る上において、「この5年で、小学校入試はどのように変わりましたか?」、これはもしかしたら、最重要と言えるかもしれません。多くの講師は、「ペーパーが簡単になっています」あるいは、「行動観察が重視されるようになりました」と答えるのではないかと推察しております。
どちらも一面では真実ですが、それほど浅いものではなく、その裏に何が隠れているのか。その分析があってはじめて、合否を左右する情報となるのです。詳細はプレミアム会員ページでお伝えしてまいります。
入試は今、大きく動いています。2020年問題、大学入試改革、アクティブラーニング、教えない授業、小学校英語教科化など、枚挙に暇ありません。たとえ昨年と同じ課題が同じ学校で出たとしても、今年は観点が異なっているということも十分あり得ます。それほど昨今の流れはとても速い。去年の情報、いわんや5年前の情報では、ゴールから遠く逸脱してしまいます。今までと同じ問題を、今までと同じやり方で、ただ漫然と繰り返しているような教室、講師だとしたら、合格からわざわざ反対方向に向けて走っているのかもしれません。しかも、子どもの時間的、精神的苦痛、多額の授業料、場合によっては親子関係、夫婦関係の溝といった大きな犠牲、代償を背負ってまでゴールから逆走しているとしたら、ご家庭にとってどれほどの損失でしょう。
この問題はなぜ出題されたのか、今年は何を観点として見ているのか、そしてそれはどうしてなのか。それを正確に見極め判断するには、校長先生のお考え、学校の方針、時代の流れの取り入れ方はどうかといった情報を直接的に適格に把握し、かつ豊富に持っている必要があります。伝統に固執し改革を拒むように見える学校、あるいは先進的にチャレンジし、時代の要請に応えようとする学校。大学付属で自由な学校、厳しく見える進学校、宗教の有無、共学別学など、様々な条件が加味され、毎年学校ごとに大きく動いています。
同時に願書、面接の比重が大きくなっています。各校とも相当力が入っているようで、工夫が大変目立ちます。学校ごとに求められるものや観点も違います。ここでご両親は頑張っている子どもをしっかりと支えなくてはなりません。願書、面接は最大の合否決定ポイントとなりますので、私どもも全力でご家庭をサポートいたします。ただし、こちらの指導は、幼稚園受験、小学校受験それぞれで限定3組とさせていただいております。また、同一園、同一校は1組のみです。本当に真剣にお手伝いするには、それ以上お預かりするのは無理なのです。それくらい重要なファクターであることを是非ともご理解の上、お申し込みをお願いいたします。
最後に
小学校受験は、神様が与えてくださった、学校が与えてくださったご家庭への贈り物だと私は考えています。「子どもがかわいそう」という表現をされる方がいらっしゃいますが、それは間違ったやり方だからです。正しい子育て・教育がされないことこそが、子どもにとってなにより「かわいそう」なことです。受験という機会は、より良い子育てについて考える最高のチャンスです。楽しく明るく前向きに、家族全員にプラスになるよう、精一杯お手伝いをさせていただきたいと願っております。
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