健全な愛着形成はなぜ大切か オープニング・メッセージ


「育児なんてやめてせめて一日だけでも子供を産む前の自分に戻りたい。」なんて思ったことはありませんか?

自分の子を思う感情が愛くるしいだけではない自分に罪悪感は感じてませんか?
お父さんが徐々に父親になっていくのと同じように、お母さんだって徐々に母親になっていくのです。父親と同じように母親も始めは養育に慣れてないものです。

妊娠の喜びもつかぬま出産をするその瞬間から、体の回復を待たずに、厳しい養育は始まるのです。子供は母親の事情なんて察してくれません。

母親が空腹であっても、お手洗いを急いでも、寝込んでいても、疲れ果てていてもまったく遠慮なしで泣き出します。赤ん坊を抱っこしたままお手洗いで用を済ます日もこの時期は稀ではないのです。母親になるということは人間の本能である、食べる本能、寝る本能、排出する本能さえままならないようです。
一体赤ん坊って何なんでしょうか?

もし、母親が赤ん坊を放置したり、虐待するとその赤ん坊は心理的にまた身体的にどのように育つのでしょうか?

生まれてから3年間は子供にとって一番大事な時期であり、また母親にとっては一番大変な時期だと思います。

この時期の子供の発達にもっとも大事である愛着(アタッチメント)について毎月1週目と3週目の金曜日に発達心理学理論に基づいたお話をしていきたいと思っております。


吉田瑞稀

About 吉田瑞稀

聖心女子大学(卒) 人間関係学専攻 UCL University of London大学院(卒) MSc in Psychoanalytic Developmental Psychology (修士:精神分析的な発達心理学専攻) 淑明女子大学院 児童心理治療専攻(博士課程終了) プレイセラピスト