セルフエスティームを高める育児法2


3. 安心して自分の考えを話せるような環境づくり。

人間は様々な感情をもっています。肯定的な感情も否定的な感情も人間だからこそ感じる大切な感情なのです。子供が感じる肯定的感情だけではなく、否定的な感情も受け入れましょう。子供は自分の否定的な感情も親が受け入れてくれれば、自分の感情をそのまま表現しやすくなります。その否定的な感情さえ受け入れてあげることが子供に自分が愛されている、あるがままに受け入れてもらえていると感じさせる最高の方法だと思います。親としては難しいことかもしれません。教育をしなくてはという気持ちが強いからこそ、子供の否定的な感情の時、否定をしたり、教訓を言ってしまいがちです。まずは子供が十分に受け入れてもらえたと感じるまで受け入れてあげて、社会的に需要できる範囲での発散は許されると伝えましょう。(例えば、誰かを嫌ったり憎んだりする感情は悪い感情ではないのですが、だから殴った、だから嫌がらせをすることは社会的に需要できない行為ですよね。嫌いだから距離を置くぐらいなら需要できます。)親だって否定的な感情を持ったことはあるし、そういう時にどのようにして克服したか、笑顔で話すのも良い方法です。

4. 成功体験を沢山させる。

親はついつい欲張ってしまいます。大事な愛おしい我が子が少しでも認めてもらえるように欲張り、期待が外れた時はまた厳しく叱りがちです。しかし、この様な親の言動は子供のセルフエスティームには最悪です。まずは、小さい成功体験を沢山させましょう。目標は小さくまた具体的に立て、成功を沢山経験させましょう。小さい成功体験を積み重ねていく内に大きな成功も可能になります。

5. 無数の失敗体験を嬉しく受け止める。

エジソンの「失敗は成功の母」という言葉は、彼自身の経験から導かれた子供たちにぜひ浸透させたい名言です。失敗を沢山し、また沢山の挑戦をしてからこそ手にするのが成功です。誰もが失敗なしに成功なんて出来ないのです。確かに、失敗するのは嫌ですよね。でも子供たちは失敗を恐れないで挑戦し、結局は成功に導いて欲しいものです。そのためにはまず、養育者が失敗を嬉しく受け止める態度を取らねばなりません。失敗をしたということはまだまだ成長できるということを忘れないで子供の失敗を微笑みながら見守りましょう。そうすると子供は「失敗をしても私を見ているママは微笑んでいるから失敗しても大丈夫だ。だから僕はどんどん挑戦できる。こういう僕が好きだ。」と思うようになるのです。


吉田瑞稀

About 吉田瑞稀

聖心女子大学(卒) 人間関係学専攻 UCL University of London大学院(卒) MSc in Psychoanalytic Developmental Psychology (修士:精神分析的な発達心理学専攻) 淑明女子大学院 児童心理治療専攻(博士課程終了) プレイセラピスト